桂宮治の前職は年収1000万円の化粧品販売員!落語家転身の理由は?

桂宮治

笑点の新メンバーとして活躍する落語家・桂宮治さん。

「令和の爆笑王」とも呼ばれる彼ですが、実は落語家になる前は全く違う世界で活躍していました。

桂宮治さんの前職は化粧品の実演販売員で、なんと年収1000万円を稼ぐトップセールスマンだったんです!

そんな華々しいキャリアを捨てて、なぜ落語の道に進んだのでしょうか?

この記事では、桂宮治さんの前職の詳細や落語家転身の理由について詳しくお伝えします。

目次

桂宮治の前職は化粧品の実演販売員!年収1000万円のトップセールスマンだった

桂宮治
出典:落語芸術協会

桂宮治さんの前職は、ドラッグストアや量販店の店頭で化粧品を実演販売する営業マンでした。

いわゆる「ワゴンDJ」や「実演販売員」と呼ばれる仕事です。

所属していたのは実演販売会社「ヒューマンスカイ」で、主に大手化粧品メーカー・コーセーの商品を扱っていました。

桂宮治さんは高校卒業後、俳優志望で小劇場などで芝居をしながらアルバイト生活を送っていました。

20代半ばに紹介された化粧品の店頭販売の仕事に本格的に就き、その才能を開花させます。

通りすがりのお客さんに声をかけ、サンプルを配りながら商品の良さをテンポよく説明するスタイルで、月に20回以上店頭に立つこともあったそうです。

その話術と押しの強さから、社内でも業界内でも成績はトップクラスでした。

20代にして年収約1000万円に達するほどの売り上げを上げていたというから驚きです!

量販店などでマイクパフォーマンスをすると客の人だかりができる”スター販売員”的存在だったとされています。

もともと俳優志望で舞台経験もあったため、実演販売の際には”ちょっとした一人芝居”のような構成で客の注意を引いていました。

笑いを取りながら商品説明に持っていくスタイルを確立し、この時に磨かれた声量や間の取り方が、現在の落語の高座でも武器になっているんですね。

桂宮治が営業マンから落語家に転身した理由とは?

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出典:ブレーン

年収1000万円という高収入を得ていた桂宮治さんが、なぜ落語家への転身を決意したのでしょうか?

転身の大きな理由の一つは、営業の仕事に対する倫理的な葛藤でした。

自身のトークで購買意欲のなかった人にまで物を買わせてしまうことから、「本当に必要としていない人にまで買わせているのでは」「人の人生を不幸にしているのではないか」と悩むようになったそうです。

テレビ番組などでも、「欲しくないものを言葉で買わせているような感覚が嫌になった」と語っています。

「やりたくないけど生活のためにやっている」と妻にこぼしていたこともあったそうです。

生活のためにやっている営業で、人の本当の幸せに繋がっているのかという迷いが積み重なっていったんですね。

もう一つの大きな契機が「結婚」と「30歳を前にした焦り」です。

本人は「30歳になる前にこのままでいいのか」と悩んでいた時期に落語を観て強い感動を覚えました。

「これで生きてみたい」と思うようになり、営業職を辞める決心を固めたと報じられています。

「売るための話」から「人を楽しませるための話」へと目的が変わったことが、本人にとって大きな救いになっているとインタビューで述べています。

前職での葛藤が、今の”お客さんを笑わせたい・元気にしたい”という姿勢に繋がっているんですね。

結婚披露宴で会社を辞めると宣言!妻の後押しが転機に

桂宮治
出典:TBSラジオ

桂宮治さんの転身エピソードで象徴的なのが、自身の結婚披露宴での「会社辞めます」宣言です。

営業マンとして収入も安定し、年収1000万円と言われる状況でしたが、披露宴の新郎スピーチで親族や会社関係者の前で「会社を辞めて落語家になります」と宣言したそうです。

場が凍り付いたというエピソードが紹介されています。

この宣言の背景には、妻の強い後押しがありました。

桂宮治さんは20代の舞台活動で知り合った女性と結婚しますが、その際に「一度きりの人生だから、本当にやりたいことをやった方がいい」と妻が背中を押したそうです。

結婚前から妻に「つらいなら辞めていい」「好きなことをした方がいい」と言われ続けていたことがあり、「やるなら今しかない」と腹をくくったんですね。

その後、落語家になるべく師匠を探し、見かけたときの「一目ぼれ」のような直感で桂伸治師匠に弟子入りを申し込んだそうです。

実演販売で鍛えられたマイクパフォーマンスとトーク力は、現在の桂宮治さんの「令和の爆笑王」とも呼ばれる高座の勢いに直結しています。

観客の反応を一瞬でつかむテンポの良い話しぶりや、売り場で身につけた”間合いの取り方・ツッコミの鋭さ”が、笑点をはじめとしたテレビでの活躍にも活かされているんですね。

まとめ

桂宮治さんの前職は化粧品の実演販売員で、年収1000万円を稼ぐトップセールスマンでした。

しかし、「本当に必要としていない人にまで買わせているのでは」という倫理的な葛藤や、30歳を前にした人生への焦りから落語家への転身を決意します。

結婚披露宴で「会社を辞めて落語家になります」と宣言し、妻の後押しもあって新たな道を歩み始めました。

前職で培った話術やマイクパフォーマンスは、現在の落語家としての活躍に大きく活かされています。

「売るための話」から「人を楽しませるための話」へと目的が変わり、今では多くの人を笑顔にする落語家として活躍する桂宮治さん。

今後のさらなるご活躍が楽しみですね!

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