お笑いコンビ「チョコレートプラネット」のメンバーとして活躍する長田庄平さん。
彼の独特なコントスタイルと小道具作りの才能が、お笑い界で注目を集めています。
しかし、意外にも長田庄平さんの才能の源は、芸人になる前の経歴にあったのです。
今回は、長田庄平さんの陶芸スキルがどのようにお笑いに活かされているのか、そして彼の驚きの小道具作りについてご紹介します。
長田庄平の意外な経歴・陶芸家から芸人へ

長田庄平さんは、芸人になる前、実は陶芸の世界で活躍していました。
京都出身の庄平さんは、嵯峨美術短期大学を卒業後、陶芸教室の講師として働いていたのです。
驚くべきことに、観光シーズンには1日で約1000人もの生徒を指導した経験があるそうです。
手先が器用で、モノ作りが得意だったことから、美術短大を卒業し、京都・清水寺の近くにある陶芸教室の講師になり、行楽シーズンには1日に1000人近くの生徒を指導する人気講師だったという。
出典:オリコンニュース
この経験が、後の芸人としての活動に大きな影響を与えることになります。
長田庄平さんが陶芸に興味を持ったのには、幼少期からの環境が影響しています。
祖父や父親の影響で、手作りの物に対する情熱が強かったそうです。
幼稚園生くらいから、機械部品を作る職人だった爺ちゃんに、いろいろなモノづくりを教わったんです。親父からの影響もあると思います。
出典:パーソルクロステクノロジー
この背景が、彼の創造力と技術力の基盤となっているのでしょう。
陶陶芸スキルを活かした驚きの小道具作り

長田庄平さんの陶芸スキルは、現在の芸人活動において、特に小道具作りの面で大きく活かされています。
彼は、コントに使用する小道具や衣装を自ら設計し、製作することで知られています。
長田庄平さんの小道具作りへの情熱は並々ならぬものがあり、これまでに制作した小道具の総額は「1000万円以上」に達するそうです。
小道具を使ったコントが印象的なチョコプラだが、制作にかかった総額が「1000万円以上」と明かした。
出典:オリコンニュース
この驚くべき数字からも、彼の小道具作りに対する真剣さが伝わってきますね。
長田庄平さんの小道具作りの特徴は、単なる道具としてではなく、コントのストーリーの一部として機能することを重視している点です。
彼は、小道具がキャラクターとの相互作用を持ち、リアルに存在している物として機能することを目指しています。
例えば、彼の代表作の一つである「ポテチクリーナー」は、機能的かつユニークなデザインで、コントの中で重要な役割を果たしました。
(「ポテチクリーナー」は、油のついた手でも開けられるように、ポテチの袋の油をクリーニングする装置)
『業者』というコントのために作った『ポテチクリーナー』は自信作ですね。「小道具を作ってからネタを考える」こともありますが、これはネタを考えてから作っています
出典:パーソルクロステクノロジー
このような小道具は、観客の注目を集め、笑いを引き出す重要な要素となっているようです。

出典:パーソルクロステクノロジー
独自の小道具がお笑いに与える影響

それでは、長田庄平さんの小道具作りが、チョコレートプラネットのお笑いにおいてどのような役割をはたしたのでしょうか?
長田庄平さんは、コントの創作過程において小道具が持つ影響力について深く理解しており、実際に小道具から発想を広げることが多いと述べています。
「小道具を作ってからネタを考える」こともあります
出典:パーソルクロステクノロジー
特に、松本人志さんの影響を受けた彼は、面白さを生み出すための小道具の重要性を認識しており、「リアルさが大事」と語っています。
「中でも強烈なインパクトを受けたのが、松本人志が関わるフジテレビ「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコントだ。・・・・・・・小道具が登場する作品に目を奪われた。
出典:スポニチ
このリアルさは、観客にとっての説得力を高め、コントの中で小道具が本当に機能しているかのような錯覚を与えています。
「面白く見せるためには説得力がないといけないので、リアルさが大事。だから僕の作る小道具は、“小道具”っぽくないんです」
出典:スポニチ
このように、小道具はチョコレートプラネットのお笑いの中でのスタイルを形作る重要な要素であり、長田庄平さんのモノづくりに対する情熱が、コントの魅力をさらに引き立てています。
まとめ
長田庄平さんの陶芸スキルは、彼のお笑いキャリアに大きな影響を与えています。
陶芸で培った技術と創造力は、独自の小道具作りを通じて、彼のコントに新たな魅力を加えています。
一見関係のなさそうな陶芸とお笑いという二つの分野。
しかし、長田庄平さんはこの異色の組み合わせを見事に融合させ、独自のスタイルを確立しました。
今後も長田庄平さんの活躍から目が離せません。