お笑い界で独特の存在感を放つおいでやす小田さん。
ピン芸人として活躍する一方で、様々なコンビやユニットを結成してきた彼の軌跡に注目が集まっています。
今回は、おいでやす小田さんのコンビ名の歴史から、ピン芸人としての成功、そして現在のユニット活動まで、詳しくご紹介します。
おいでやす小田さんの芸人としての成長と変遷を追いながら、彼の魅力に迫ってみましょう。
おいでやす小田のコンビ(ユニット)名変遷

おいでやす小田さんは、芸人活動の中で複数のコンビを結成してきました。
その変遷を時系列で見ていきましょう。
1. 蛇腹(じゃばら)- 2001年〜2002年
おいでやす小田さんの芸人活動初期に結成したコンビです。
相方は現在モンスターエンジンで活躍する西森洋一さんでした。
約1年半の活動後、小田さんが「おまえの才能に俺は潰される」と告げて解散したと言われています。
小田と西森は10年以上前に「蛇腹」というコンビを結成し、1年半で解散したという。
「当時から西森は面白くて、いまだに天才って思ってるんです。・・・・・・西森面白いってなって、その横におるだけっていうのがめっちゃ嫌やったんですよ」
出典:スポニチ
2. 土瓶(どびん)- 2003年〜2007年
蛇腹解散後、奥重敦史さん(現在は吉本新喜劇座員)とコンビを組みました。
5年活動しましたが、売れなかったことや仲が悪くなったことを理由に解散しています。
「おいでやす小田」と出会って、漫才のコンビ「土瓶」を組んだんです。5年間やりました。
出典:MBS
3. スーパー土瓶 – 2015年〜2017年
M-1グランプリ出場のために、元相方の奥重敦史さんと再結成したユニットです。
「土瓶」に「スーパー」を付けただけの名前で、2年間活動しました。
4. おいでやすレトリィバァ – 2017年〜2018年
ゆりやんレトリィバァさんとのユニットで、M-1グランプリに出場しました。
ゆりやんレトリバァさんから頼まれてユニットを組んだそうですが、ネタ合わせなども十分にできず、不完全燃焼で終わったと語っています。
最初は、ゆりやんが「どうしてもやってほしい」って言ってきたんですよ。・・・・当時から売れっ子で、バケモンと言われてた芸人ですから、こっちとしてもありがたいなと思ってユニットを組んだんです。
出典:婦人公論
ピン芸人としての売れない時代とブレイクまで

おいでやす小田さんは、土瓶を解散した2008年頃からピン芸人として活動を始めました。
しかし、ピン芸人として売れない期間が長かったそうです。
おいでやす小田さんは2016年から2020年までR-1グランプリで5年連続ファイナリストに選ばれるなど、ピン芸人としても実力を十分に認められていました。
しかし、ブレイクには至りませんでした。
ネタは面白いし、劇場でも大うけなのに売れない芸人と言われ続けてきました。
そんな彼に転機が訪れます。
それは、劇場での企画で即興のコンビを組むことになったピン芸人のこがけんさんとの出会いです。
おいでやす小田さんは、売れないピン芸人としてくすぶっていたこがけんさんとユニットを組んでM-1を目指すことになります。
ふたりは全く面識がなく、舞台上のクジ引きでたまたま小田がこがけんを引き当てたそうだが、こがけんの歌ネタに即興でツッコむとこれがバカ受け。そこで同じく売れずにくすぶっていたこがけんとユニットを組み、「M―1」を目指すことになった。
出典:日刊ゲンダイ
そのM-1でいきなり準優勝を果たし、一躍注目を集めることになります。
その後の活躍は皆さんの知るところでしょう。
現在のユニット「おいでやすこが」の特徴

2019年から、おいでやす小田さんはこがけんさんとタッグを組み、「おいでやすこが」として活動しています。
このユニットは、2020年のM-1グランプリで準優勝という輝かしい成績を収めました。
しかし、「おいでやすこが」は正式なコンビではありません。
あくまでもピン芸人同士によるユニットという位置づけです。
おいでやす小田さん自身も「コンビ化は必要ない」と発言しています。
興味深いのは、このユニット結成の背景です。
おいでやす小田さんの妻が、こがけんさんとのユニット結成を後押ししたと言われています。
小田がこがけんと即席コンビを組んだ際、うれしそうに手応えを報告していたことから、妻が小田にユニット結成を勧めたという。
出典:スポニチ
互いの個性を活かしつつ、ユニットとしての魅力も発揮する「おいでやすこが」は、新しい形の芸人ユニットとして注目を集めています。
まとめ
おいでやす小田さんのコンビ名の歴史を振り返ると、彼の芸人としての成長と変遷が見えてきます。
初期のコンビ活動から、ピン芸人としての成功、そして現在のユニット活動まで、常に進化を続けてきました。
「おいでやすこが」というユニットは、おいでやす小田さんの新たな挑戦の形と言えるでしょう。
正式なコンビではなく、ピン芸人同士のユニットという形態は、両者の個性を最大限に活かすことができる理想的な組み合わせかもしれません。
今後も、おいでやす小田さんの活躍から目が離せません。